KATO キハ85系 幌アダプター取付

KATOからキハ85系の発売予定がアナウンスされましたが、既に当社では前回品(10-401,10-402)のキハ85系を導入しており、導入を見送ることにしています。
ところで発売予定のキハ85系は、前回品と比較してキロ85,キハ84-300番台やキハ85-100番台のバリアフリー対応車であるキハ85-1100番台が収録されるようです。なお、キハ85-1100番台には幌アダプターが再現されるとのこと。
当社のキハ85-100番台にもkitchN製の幌アダプターを取り付けていますが、塗装が手塗りで仕上がりが良くないため、重い腰を上げてこれを改修することにしました。


現在の状態です。前回品のキハ85-100番台の標準状態は幌アダプターがないつんつるてんのお顔ですが、kitchN製の幌アダプターを取り付けて何とか体裁を保っています。写真では分かりませんが、幌アダプターは下手な手塗りで塗装ムラがあります。
(カプラーも変更しています。ボディーマウントTNカプラーを加工して、木工用ボンドで取り付けています。)

 
幌アダプターですが現行品はリニューアルされているようなので、買い直して取り替えることにしました。リニューアル品は幌アダプターの上部に水切りが表現されています。

 
ホワイトメタル製でかなり柔らかいです。簡単に歪むので、ランナーからの切り離しは慎重に行います。
また、裏側には取付用の脚が出っ張っていますが、これを使う場合は車両側に穴開けが必要なので削り落とします。(今回は木工用ボンドで取り付けます。)
なお、塗装前には車両に当ててみてできるだけ歪みを修正しておきます。


エアブラシで塗装して木工用ボンドで取り付けます。色はグランプリホワイトにわずかに黒色を足しました。少し黄色味が足りないようですが、まあ良いことにします。
写真は新旧の幌アダプターを取り付けた車両を並べたもので、手前の車両の幌アダプターが今回取り替えたものです。


ここまで作業を進めて、ふと最近の実車の写真を確認したところ、幌アダプターに水切りがない・・・?
キハ8500との併結時代はあったのかとも思ったのでネットで検索してみましたが、水切りがない幌アダプターの写真ばかりで水切りのある写真は1枚も見つかりませんでした。


幌アダプターのパッケージ写真です。左が今回使ったリニューアル製品で右が旧製品です。リニューアル製品のパッケージには「上部傾斜の再現、水切り追加」と書いてありますが、それ以上の情報はありません。


迷ったのですが結局のところ、水切りのない旧製品に戻しました。当然、薄め液のプールで塗装を落としてエアブラシで再塗装をしています。


名古屋鉄道キハ8500との連結シーンです。
結局、気になっていた塗装ムラは修正できましたが、現行品の幌アダプターは無駄になってしまいました。
幌アダプターの水切りについては気が向いたら調べてみます。
(KATO製の幌アダプターの取り付けはこちら→「KATO キハ85系 幌アダプター他取付」)