MicroAce キハ47 更新車 山口鉄道部 入線・整備

中古品のマイクロエース A-0711 キハ47 更新車 山口鉄道部 4両セットを衝動買いしてしまいました。

 
厳密にはポップの写真が中身と違いますが、M社の製品なので突っ込まないことにしておきます。
種別表示等のシールは欠品でした。


編成は、<キハ47-1007 キハ47-102><キハ47-3501 キハ47-2503>で、各車の切妻側と102・2503番の運転台側にホロがつきます。台車は1007・102番がコイルばね式のDT22系(写真左)で、3501・2503番が空気ばね式のDT44系(写真右)です。台車が示すように3501・2503番は寒地仕様の元1508・507番です。(写真の車両はカプラーを交換しています。)

 
今回は定番のカプラー交換をしてみます。
写真はいきなり交換後の作例が混じっています。各写真の左から交換前、中央がTNカプラー(0374)に交換してプラ板の細切りのステーを追加したもの、右がTNカプラーとスカート(JC6352+PZ6252)に交換したものです。今回は右の姿にします。試しにやってみた中央が意外に良い感じで、これでも十分かなと思ったのですが、TNカプラーとスカートを調達済みだったので予定通り交換することにしました。

 
使ったパーツはこれです。
今回はこれらを細かくカットするので、薄刃ニッパーが必須でした。

 
まず、カプラーを切り詰めます。
1枚目の写真の黄色線で切断します。左右はTNカプラーの蓋にギリギリのところまで切り詰めないようにします。(TNカプラーの強度に影響します。)
それをひっくり返したのが2枚目の写真で、また黄色線で切り詰めます。


こんな形になりました。
なお、黄色丸印の箇所に若干の出っ張りがあったので、切れ味の良いカッターで慎重に削りました。

 
T車の場合はさらにジャンパ栓の上部も切り詰めます。
1枚目の写真の黄色線をカットすると、2枚目の写真のようになります。

 
スカートは両サイドを写真の黄色線でカットし、ステップ部分を分離しておきます。

 
このままカプラーやスカートを接着するとお辞儀をするので、床板をドライヤーで温めて、先端をちょっとだけ上に曲げておきます。写真の状態では曲げ過ぎです。温めているといきなり柔らかくなるので注意が必要です。
写真は順にT車とM車ですが、M車は曲げシロが少ないので曲げるのが難しいです。けど、短気は損気ですので気長にやりました。
T車、M車に共通ですが、カプラーの接着部分になる箇所は平らの方が良いので曲がらない様にします。

 
床板の曲げ加工の有無での比較写真です。1枚目がそのまま、2枚目が曲げ加工済みです。
車体とスカートの隙間がかなり違います。


床板を曲げたら、カプラーを床板に接着して、スカートをカプラーに接着します。
接着剤はすべて木工用ボンドを使っています。


次にステップを接着します。後々の分解整備を考えて床板に接着します。
写真はTOMIX製のキハ47で、位置はこれを参考にしました。


ステップは、適当にベースの左右を切り詰めればよいのですが、T車の場合、小さいステップは写真のように変則的な形に切り詰めます。

 
ステップを接着した後の写真です。接着は車体と床板を組んだままで行い、乾燥後に車体を外した状態で確認し、必要なら接着剤を足します。


運転台の反対側の連結器は、普通のTNカプラー(0374)をポン付けするだけです。

 
完成です。男前になりました。
TOMIX製のキハ40系に比べてM社製はお顔の後退角が大きく、スカートが前に出せないために、連結面間隔が狭くなり片幌が限界です。

 
ついでに側面のLED表示器をトレジャータウン製のTTP258-1 キハ58・40・183小パーツ集で増設します。1枚で2.5両分なので2枚必要です。パーツには、Mr.COLORの銀色で塗装してからタミヤエナメルのフラットブラックで枠内を塗り、エナメル塗料の溶剤ではみ出した部分を拭き取りました。
また、接着は木工用ボンドを使い、乾いてから濡れたティッシュで余分なボンドを除去しました。


これで整備は終わりです。シールは欠品でしたが前面の種別幕くらいは欲しかったので自作しています。
ヘッドライト用のLEDの交換等もありますが、今回はこのくらいにしておきます。
それでは。<(_)>