マイクロエースのA-5944 急行「はまなす」の整備の続きです。
整備と言っても編成長を長くしようとしてるだけですが。
先週は写真の増21号車を整備して、8両編成が組めるようになりました。
今回はあと4両を追加して最繁忙期編成の12両編成化を行います。
必要な4両は紫色の座席のスハフ14,オハ14,オハ14,スハフ14となりますが、スハフ14ははまなすセットのばらしとして入手しやすい一方、オハ14は茶色シート(座席間隔の広い)のドリームカーしか市場に出回っていません。どうしてもということならば、まりもセットのばらしが出回るのを待つしかないのですが、まず見かけることがありません。
そこで、紫色の座席のオハ14を無理矢理作ってしまいます。
種車はドリームカーのオハ14ですが、奥のスハフ14にも犠牲になってもらいます。
まず、オハ14のドア上のドリームカー表示と車番を紙やすりでそっと軽く削って消してしまい、車番についてはくろま屋さんのインレタを転写して任意の番号にしています。
仕上げにつや消しのスムースクリアを吹いて質感を整えて、ボディーは出来上がりです。
文字で書くと何だか簡単に思えるのですが、マイクロ車は窓ガラスを含めてすべてのパーツが接着剤で固定されており、お行儀良くクリアを吹こうとするとかなりの苦行になります。
ちなみに車番はなるべく1~2文字だけの変更ですむように選んでいます。
次に座席を加工します。
写真の上からオハ14の座席(これを作りたい。),スハフ14の座席,オハ14ドリームカーの座席になりますが、スハフ14の座席をベースに左側の一部をオハ14ドリームカーの座席と合体させます。
スハフ14の座席のライトユニット部をカットします。
合体させました。
ライトユニットの集電用の切り欠きはパテで埋めて筋彫りで座席表現をします。
また、ドリームカーのロビーの椅子は切除して平らにしておきます。
次に座席のない部分にドリームカーの座席を1列分移植します。
この座席の間隔と高さの調整が少し難しいです。
造作が終わった座席に塗装をします。
それらしい色を調色して塗装をするとこんな感じになります。
筋彫りの座席表現も上手く出来ています。
仕上げに白色のシートカバーを表現して、座席ができあがりました。
床下はオハ14ドリームカーのものを再利用して、組み上げると完成です。
これをあと1両(計2両)作ります。
あとはスハフ14ですが、これも車番をサンドペーパー,インレタ,クリアで同様に処理しますが、クリア吹きで幌枠の質感を変えたくなかったので、写真のように幌枠部にマスキングをしました。
これもあと1両(計2両)作ります。
最後に自作の号車札シールとトレインマークを貼り付けて最繁忙期の12両編成になりました。
(ついでに塗装がテカっている車両のクリア吹きも終わらせています。)
今回は4両を整備するのに、合計でオハ14ドリームカーを2両、スハフ14を4両も消費してしまいましたが、ひとまず形にはなりました。
ではでは。<(_)>