TOMIX 近鉄50000系 しまかぜ 整備2

昨日の塗装作業の勢いを借りて、一気にエヌ小屋さんの「室内表現シート」と「展望席仕切」を施工してしまいます。


まずは「展望席仕切」の取付けです。これは、運転席-客室間の黄色樹脂製(室内パーツ一体型)の室内灯プリズム用支えを透明パーツで置き換え、実車同様のシースルーにするためのものです。
写真右側のパーツが袋の中に入っていますが、1のパーツがク50101用で、6のパーツがク50601用になります。(パーツの写真はかなり拡大しています。また、茶色い保護紙が貼ったままです。)

 
加工作業に入ります。
まずは慎重に床板から黒色の遮光カバーを外します。1枚目の写真の赤丸内の遮光カバーの爪を軽く外してあげると、比較的簡単に外れます。

 
次に室内灯プリズム用支えを切断します。高さは床レベルではなく、前照灯ユニットのレベルで切断します。切断後はきれいにバリ取りをしておきます。私は平刀で少しずつ傷を入れてポキッと折り取りました。このとき、変に抉れたり、刃物で座席を傷つけない様に気をつけます。

 
バリ取りが済んだら遮光カバーを戻して、保護紙を剥がした透明パーツを両面テープで貼り付けます。両面テープは遮光カバーとの間に貼りますが、貼りしろが少ないので強度が気になる人は接着剤を使うことになるかもしれません。


左が施工後、右が施工前です。シースルーになっています。

 
お次は「室内表現シート」になります。2枚目の写真の左上のシートのみが両面テープでの貼り付けとなりますが、あとはシールになっています。


貼り付けに9時間ほど掛かりましたが、途中で写真を撮る気力がなかったのでいきなり作例の写真で申し訳ありません。基本的に説明書通りに貼り付けていけば良いのですが、気がついたことを書いておきます。
・シールはカット済みだが精度はそこそこで、モ50501の座席背面の一部以外は新たにユーザーで切り込む必要はない。
・シールの各パーツ内に描かれる模様の部分は強度が落ちているみたいで、下手に引っ張るとそこが破れて往生する。
・カフェ車両の丸椅子の背もたれについては円弧状の部分にシールを貼ることになるが、接着力が足りないのかすぐに剥がれてくる。
・シールに印刷されているパーツの案内用の号車番号は、1号車がク50101、2号車がモ50201(M車)と順に読み替えていけば良いが、座席背面シールに関しては2号車がモ50501で、5号車はモ50201(M車)である。
・「室内出入ドア表現シート」のみ両面テープで貼り付けるが、貼り付ける車両側の面積の方が小さいときがあり、パーツ裏面の全面に両面テープを貼り付けると糊面が余剰になってホコリを呼び込みそうである。(パーツをカットしてから、必要な大きさの両面テープで貼り付ける方が良いかも。)
・シールのカット済み寸法も正直なところ微妙であるが、「室内出入ドア表現シート」に収録されているパーツの精度はきわめて大雑把である。(適宜、現物あわせが必要である。)特に「カフェ1F壁」は横方向の長さが全く違う。
以上、参考にして下さい。

 
編成中で見所になるモ50301の写真です。和洋個室とサロン室がきれいに表現されています。期待していた2階建てのカフェ車両は意外に車内が見えにくくて効果が薄かったです。
1・2・5・6号車の座席関係のパーツも、側面窓が座席1列につき1枚と小さいためにピラーに邪魔されてほとんどが目立たず期待外れでした。
次の整備はボディーマウントTNカプラー化と室内灯設置でしょうか。予算に余裕が出来れば実施したいと思いますが、先の話になりそうです。