TOMIX キハ120形(福塩線) 入線・整備

TOMIX 92145 JR キハ120形ディーゼルカー(福塩線)セットが入線しました。


備後落合駅で津山線色(岡山色)とが、ひっそりと並んで停まっていた姿が忘れられずに、わざわざ中古品を探してきての増備です。

 
付属品はライトスイッチ用ドライバーが1本だけです。車番はキハ120-323とキハ120-327で、323がM車になっています。(中古品なので動力ユニットが入れ替わっているかもしれません。)行き先は印刷済みで「三次」になっています。室内灯は電球式,前照灯はオレンジ色のLEDです。また、便所は未設置です。

 
前照灯のLEDを電球色に取り替えるためにライトユニットを取り外して分解します。


今回のライト基板は古いタイプです。(けど常点灯対応です。)
角形LEDが基板の両面にハンダ付けされていますが、抵抗器のある面のLEDが前照灯のオレンジ色LEDですので、これを手持ちのΦ3mmの砲弾型電球色LEDに取り替えます。前照灯のLEDは基板の右側(抵抗器側)がアノード(+)極になります。


取り替えの方法は2通りを考えましたが、方法1は元のオレンジ色LEDのリード線を途中で切断して砲弾型電球色LEDを継ぎ足すようにハンダ付けする方法で、方法2は両面のLEDを取り外し、オレンジ色LEDと砲弾型電球色LEDを再度取り付ける方法です。方法2は基板の余分な半田を吸い取り線等で除去する必要があるので手間が掛かると思って、今回は方法1を採用したのですが、実のところ裏表を貫通しているリード線のハンダが溶けてズレたり脱落して赤色LEDが不点灯になってしまい、意外と難易度が高かったりしました。(基板はコストダウンのためなのか、スルーホール(穴で表裏導通)になっていません。)なので、次に取り替える機会があるなら方法2を選択すると思います。
追記:後日あらためて作業を行って比較を行いましたが、方法2のほうが簡単で綺麗にできます。って、どんだけキハ120を持ってんだよと言う話もありますが・・・。(^^;

 
基板をケースに収めますが、前照灯と尾灯間の遮光のために隙間にウレタンを詰めます。
先日整備した三江線や津山線のようなチップLEDの基板の時よりもシビアではないですが、ウレタンが基板より上に出っ張ると前照灯の光量が落ちるので、写真のようにケースの枠より下になるように詰めます。

 
蓋をビスで閉めると出来上がりです。
ライトユニットをボディーに装着するときですが、赤色の導光材が車体の側面側に逃げて前面の穴にうまく入らないときがあります。そのときは縫い針のような先の細い針を使って誘導すると簡単に入ります。

 
かなり迷ったのですが方向幕は「備後落合」にすることにします。
変更作業には定番の富士川車両工業のステッカーを使用します。
収録内容は、
前面ガラス全体(行き先・ワンマン表示共)
・府中,三次,快速広島 各2個
行き先
・回送,試運転 各5個
・府中,河佐,上下,吉舎,備後落合,備後西城,備後庄原,三次,広島 各8個
・快速広島 各4個,府中⇔三次,備後落合⇔三次 各4個
・府中⇔三次,備後落合⇔三次(細矢印) 各3個
その他
・優先座席 9個
・ステップに立たないで下さい。 24個
・指づめ喚起表示(左右) 各28個
です。


上が323で下が327です。
実車の写真を見ていると323と327では各ステッカーの位置が違うようで、写真に合わせて貼りました。


整備が終わりました。
白色室内灯ユニットと便所のために閉塞された窓ガラスパーツは、最新ロットのキハ120(大糸線)を部品取り用に購入して調達しています。ですが、キハ120(大糸線)用の窓ガラスは便所付近の閉塞された2枚の窓のうち、小窓のHゴムが銀色で塗装されており、わざわざ黒色のペイントマーカーで色入れをする羽目になりました。
なお、実車については323が下関に転属して美祢線他の運用に入っているようですが、時代設定が異なると言うことで気にしないことにします。
次は美祢線色か、木次線色か・・・。もう少しキハ120スパイラルが続きそうな予感がします。
では。<(_)>

(参考記事)
TOMIX キハ120形(関西線) トイレ増設
TOMIX キハ120形(関西線) 室内灯・灯火類整備
TOMIX キハ120形(津山線) 入線・整備
TOMIX キハ120形(三江線) 入線・整備