山陰めぐり2日目(その3) 出雲坂根駅,布原駅他

山陰めぐり旅行の2日目(その3)です。

 
バスを出雲坂根駅前で降りて駅の向かい側に湧き出ている延命水を汲みに行きます。結構な水量で湧き出ています。(実を言うと駅舎の横にも延命水が出ているところがあります。)

 
出雲坂根駅では、乗車予定の備後落合行きが、先ほど撮影した奥出雲おろち号の交換待ちで停車していました。
車番はキハ120-2でした。

 
奥出雲おろち号が到着したら、奥出雲おろち号からの乗り換え客を確認して出発します。
乗車した列車はかなりの混雑で座れませんでした。

 
2度目のスイッチバックになります。


三井野原駅くらいから下り急勾配になります。下りだから速いかというとそういうわけではなかったです。(むしろ遅かったです。)
写真は三井野原駅の次の油木駅です。県境は三井野原駅(島根県)と油木駅(広島県)の間にあります。次が終点の備後落合駅になります。


やっと備後落合駅に入線します。なんだかカメラを抱えた人で賑わっています。イメージではもっと寂れた感じだったんですけど。まぁ、乗車している列車の混雑具合から予想はできたのですが。
前方には三次行きと新見行きの列車が見えます。時間があればキハ120の3色揃い踏みを取りたかったのですが、乗車していた列車の到着時刻が遅れていたようで、乗り換え時間が少なくて断念しました。


新見行きに乗り換えます。席はほぼ埋まっていて、立っている人もいました。(キハ120-340)


岡山県との県境の東城駅に至る途中4駅はなかなかの山間の秘境駅っ振りでしたが、車内が混雑していてロングシートに座っていたので写真が撮れていません。(東城駅は比較的大きな集落の中にあります。)
列車は岡山県内に入ると山間の狭い平地を縫うように進んでいきます。
いきなりですが、写真は新見駅のひとつ手前の布原駅まで飛びます。

 
布原駅は乗車人員の割に有名な駅で、伯備線にありながら伯備線の列車では乗り降りできず、芸備線の列車でしか利用することができないからです。
駅の付近には数件の民家がありますが、大きな集落との行き来には細い道で山を越える必要があります。
よっぽど利用者が少ないのか、運転士さんに「降ります。」と伝えると、「降りるんですか?」と言われてしまいました。他に乗降した人はいませんでしたが、畑や民家の庭に人影を見ることができました。牛の声も聞こえてきたので、牛舎もあるのかもしれません。
写真は順に新見方と備中神代方を写しています。2面2線の対向式ホームですが、有効長がそれぞれ1両しかありません。

 
布原駅の全景です。ホーム長は短いですが、上下線の有効長はそれなりにあるので、サンライズエクスプレスが運転停車を行ったりと重要な駅なようです。
時刻表を見てみると結構本数は有ります。(三井野原駅の時刻表を見て感覚が麻痺しているのかもしれませんが。)

 
新見駅から折り返してきた東城行きの列車で隣の備中神代駅に到着です。
駅舎っぽいものはありますが、2面3線の無人駅です。3線のうち3番線は芸備線専用で、新見方で伯備線に合流しています。(新見方から進入してくると、まず芸備線が3番線に分岐し、その後、伯備線は1・2番線に分岐します。)

 
駅前の丸ポストと停車中の貨物列車です。貨物列車は堂々と1番線に停まっています。(2番線が上下本線になっているようです。)

 
さらに伯備線を米子方面に北上し、本日最後の(途中)訪問駅の上石見駅に着きました。一般的な2面3線の無人駅です。
伯備線で最も標高が高い場所にある駅で、ひとつ手前の新郷駅との間が県境と分水嶺になっています。見たも新しく、かなり立派な駅舎です。電気自動車の充電ステーションがあったり、駅前も広いです。駅舎に食堂みたいな店舗がくっついている関係かもしれません。営業しているのかは不明ですが。
しかし、先ほどの備中神代駅もそうでしたが人影は見えず生活感がありません。山の中の仮乗降場のような布原駅の方が見かけた地元の人の数が多かったという・・・。
ちなみに、県境の駅マニアの人(いるのか?)で秘境駅が好きな人は、隣の新里駅の方が雰囲気は良いです。
(乗車したのはG04編成で、西出雲←クモハ114-1173 クモハ115-1515でした。)

 
やっと、本日の宿がある新見駅に到着です。
やっぱり駅名標には「ぬのはら」の文字はないですね。けど、芸備線乗り場には「ぬのはら」の文字がある駅名標があるはずですが、探し忘れました。
2枚目の写真は乗車したクモハ115-1194です。編成はG06編成で、先頭はクモハ115-1517でした。


(2017/11/26追記)
1・2番線は芸備線と姫新線のホームになっているので、駅名標の次駅が布原と姫新線の岩山になっています。

 
新見駅と本日の宿です。宿は駅から徒歩1分と近いです。明日は朝が早いので丁度良いです。
明日は芸備線の乗り通しと三江線に行きます。

(その2へもどる) (3日目へすすむ)
2017年8月20日 | カテゴリー : 外出, 旅行 | 投稿者 : 管理人

山陰めぐり2日目(その2) 道の駅おろちループ

山陰めぐり旅行の2日目(その2)です。

 
この駅はJR西日本管内で一番標高が高いところにある駅ということです。
写真で見る通りのかなり綺麗な駅舎です。


時刻表です。奥出雲おろち号がなければ1日3往復の超閑散線区ということがわかります。

 
国道を出雲坂根駅方面に向けて歩き出します。
すぐに分水嶺が見えてきます。歩いていると山になっているのが分かります。
こんなところから江の川に流れているんですね。


トンネルを抜けつつ10分ほど歩いて車窓から見えた赤い大きな橋を渡ると、右手に道の駅が、正面に「奥出雲の彫刻美術館」が見えてきます。横断歩道の先の道が広くなっているところはバス停です。
平家平展望台という大きな看板が上がっていたので、看板の下のそれらしい階段を降りてみます。


急な階段を降りた先の展望台からの眺めです。orz
さあ、次に行きましょう。ww


道路を渡って道の駅に行きます。ふつうの小規模な道の駅と行った感じです。
十割そばを売っていたのですが荷物になるのでやめました。公共交通機関で移動すると、どうしても持ち物の量に制限が掛かるのが難点です。宅配便で送ってくれるのならお土産を買い込んでも良かったのですが、クルマが主体の道の駅では、そんなサービスも望めません。


道の駅の裏手にある橋を渡ると道路の反対側の「奥出雲 鉄の彫刻美術館」に行けます。
入館無料ということで入ってみます。


「レストランは、休店いたします。」
何か嫌な予感がします。無料でなければここで踵を返していたと思います。


・・・。
何があるかは入って確認して下さい。屋外展示のオブジェと同じものが並んでいるだけなのですが。
私のセンスとは合わなかったです。

 
気を取り直して上の方に見える展望台らしき建屋に行ってみます。
頑張って登ってみると、なかなかの良い眺めです。どうやら平家平展望台はこちらだったようです。まあ、歩いてくる人が少ないので道路上の案内看板がドライバー向けに作られているのは仕方がないのですが、先ほどの私のように間違える人もいるのではないかと思います。(負け惜しみです。(^^;)
展望台に行くのに谷への階段を降りることに何の疑問も抱かない自分もどうかとは思いますが・・・。

 
この展望台までの途中で道が分かれていましたので、案内看板はありませんが行ってみます。
階段やベンチが整備され散策路のようです。


しばらく進むと・・・、行き止まりでした。オイっ!=3
どうも今日は運のない日のようです。


失意の中、先ほどの展望台でしばらく待っていると、備後落合駅で折り返して来た木次行きの奥出雲おろち号がやってきました。ちょっと遠いですがコンデジでも10倍以上の望遠があればそれなりに撮れます。写真は距離感を出すのに倍率を落として写しています。奥出雲おろち号からの眺望ポイントでもあるので、列車はゆっくり走っていますから、シャッターチャンスを逃すこともないと思います。
ちなみに、木次線の列車の通過時刻は、道の駅の休憩スペースに掲示してありました。

 
さて、急いでバス停に移動すると、間もなく出雲坂根駅を通るバスがやってきました。
乗車して、バスでぐるぐるとおろちループを下ります。列車で15分くらいかかる区間が数分で通過でき、その威力を思い知らされます。


バスです。ちゃんと緑ナンバーでした。

(その1へもどる) (その3へつづく)
2017年8月20日 | カテゴリー : 外出, 旅行 | 投稿者 : 管理人

山陰めぐり2日目(その1) 奥出雲おろち号

山陰めぐり旅行の2日目(その1)です。
奥出雲おろち号で木次線を南下します。


ホテルの窓からの景色です。
夕べは気がつきませんでしたが、明るくなってから周りを見ると、家屋のまわりに防風林を植えているこの辺りの典型的な田園風景が広がっていました。


最寄り駅(といっても徒歩15~20分)の荘原駅です。7:52発の下りのアクアライナーに乗ります。


再び出雲市駅にやってきました。今日は奥出雲おろち号に乗車します。
普段は木次~備後落合間の運転ですが、オンシーズンの特定日には片道だけ出雲市駅が始発になります。

 
乗車したアクアライナーが到着した8:04には、すでに奥出雲おろち号は入線していました。
編成は、DE15-2558 スハフ12-801(2号車) スハフ13-801(1号車)でした。
宍道までは機関車が前で、宍道からは客車が前(推進運転)になります。機関車の付け替えは一切しないので、備後落合駅での折り返し後は、再び機関車が前となります。

 
1号車の写真です。1号車のスハフ13は窓がない車両です。木製の椅子とテーブルが備わっています。端部には運転台がありますが、占有面積が小さくなっているので、乗客が窓に張り付いて景色を楽しめるようになっています。

 
2号車のスハフ12です。2号車は窓のない1号車から荒天時に避難するための車両なので、1号車と2号車は同じ座席番号の席を使い、どちらを使うかは乗客の自由となります。なので、天気の良い本日は2号車に乗客はほとんどいませんでした。

 
出雲市を出発すると海沿いの田園風景を抜けて、宍道から方向転換をして木次線に入ります。
木次線では写真のような狭い平地や山間を抜けていきます。
ちなみに本日はほぼ満席でした。
なお、かなりの頻度で線路沿いの木々の枝が車体に当たりますので、トロッコの手摺りに手をかけていると危ないと思います。


トンネルに入ると天井に龍の姿が浮かびます。見ていると色んな色に変化します。他にも車内販売や案内アナウンスなどで、意外と時間が短く感じます。(出雲市からの延長運転区間にも、地元の方が乗車して沿線の案内をしてくれます。)


奥出雲おろち号では、あらかじめ電話で予約しておくと、ホームまで弁当等を届けてくれます。私は亀嵩駅のそば弁当を頼みましたが、他にも色々あるようだったので、もう少し下調べをしておくべきでした。(奥出雲おろち号のホームページに乗っています。JR西日本のページではないです。)

 
そんなこんなで、出雲坂根駅に到着しました。


出雲坂根駅の奥の写真です。スイッチバックの麓の駅ですので行き止まりです。
この駅から方向を変えて、逆Z字形に山を登っていきます。

 
ほどなく出雲坂根駅を出発し、元来た線路に別れを告げて坂を登ります。
2枚目の写真は、折り返し地点のスノーシェルターです。ここで、出発信号機が青に変わるのを待ちます。

 
スノーシェルターを出発して、登ってきた線路を左手に見ながらさらに登っていきます。


勾配標には30.0‰とあります。

 
次の三井野原駅までには絶景ポイントがあります。
写真は木次線に平行する国道314号のおろちループと橋です。
絶景ポイントと行っても、これのために木次線の廃線が現実的なものとなってきているわけで、違和感があります。

 
クルマで数分のところを18分かかって隣の三井野原駅に着きました。ここで奥出雲おろち号とはお別れです。

(1日目へもどる) (その2へつづく)
2017年8月20日 | カテゴリー : 外出, 旅行 | 投稿者 : 管理人

山陰めぐり1日目 後藤総合車両所見学ツアー

山陰めぐり旅行に行きました。その1日目です。
後藤総合車両所見学ツアーに申し込むことができたので、参加してきました。

 
米子駅へ行くために特急やくも3号に乗ります。指定席はガラガラでした。
時刻表からはL特急の表示が消えていますが、ヘッドマークにはL特急マークが残っています。


まず、午前中の扇形機関庫見学オプションです。米子駅の改札前で10:30に集合です。そのまま職員さんに先導されて、一般道を5分ほど歩いて入口に到着です。写真は手作り感あふれるシンプルな看板です。

 
写真が分割になっていますが、扇形車庫はこんな感じです。
米子駅に来ると遠目に見えていていつも気になってので、間近に来られて嬉しいです。
JR西日本の扇形車庫は津山と西大路とここの3箇所ということですが、そのなかでも、現役で使用されているのはここだけという、貴重な施設です。
ちなみに私は扇形を「おおぎがた」と読んでいましたが、職員さんは「せんけい」と言っておられたので、それが正解なのでしょう。

 
中にはいろいろな車両が留置されていました。
キヤ143がいましたが、ラッセルヘッドは見当たりませんでした。

 
奥出雲おろち色の機関車がいましたが、今日は木次線でお仕事中のはずなので予備機だと思います。

 
DE15のラッセルヘッドはおいてありました。キヤ143が導入されてきましたので、近々には廃車になるだろうとのことでした。
2枚目の写真は蒸気機関車時代の名残の煙抜きの穴です。煙突自体は撤去されているようにみえました。

 
扇形車庫内の部屋で紹介ビデオを見た後、転車台の向こうの検修庫を見に行きました。普段は仕業検査や交番検査が行われているということですが、今日は土曜日と言うことで残念ながら検査の様子を見ることができませんでした。(普段は平日に見学を実施しています。)


というこで、約1時間半の見学が終わりです。
ここは正式には後藤総合車両所の運用検修センターというらしく、毎日の清掃・点検・整備を行う技術面の最前線です。午後の後藤総合車両所の見学とセットでの参加がお勧めです。
写真はおまけですが、お昼寝中のキハ121のトップナンバーです。

 
近くのイオンで昼食を取り、午後からは後藤総合車両所の見学になります。
写真は米子駅で撮った境線のおなじみの鬼太郎列車です。
米子駅から境線で2つめの富士見町駅にて集合です。

 
普段は13:30の集合のようですが、今日は土曜日(土休日ダイヤ)と言うことで、13:35着の列車が指定されました。


最初に紹介ビデオを見てから見学開始になります。
古い事務所棟の前を通り、最初に案内されたのがミニサンライズです。イベントでは人気者だそう。


こちらは本物の車両のHOT7000系の先頭車です。車番はHOT7015でした。


一畑電鉄の新型電車7000系も造っているとのこと。

 
今日は特急やくもの381系が入場して来たと言うことで、見せてもらえました。
機器箱の蓋が外してあり、箱の中を間近で見ることができました。


見学の途中で見えた車両所の門です。ここから車両が出入りするそうです。
車両所の境港方にあります。

 
後藤総合車両所では、車両が部分毎に分解されて検査を受けます。

 
JR西日本の気動車のエンジンはすべてここで検査を受けるということです。


この車両所自体が古いので、所内には古い時代のものが結構残っているとのこと。

 
最後は個人的に大好きなキ100です。ないこともないのですが、内部に入れるところは珍しいです。
縁の下の力持ち的なお仕事を拝見させて頂き、車両所の見学は15時半位に終了しました。

 
このままJRで出雲市駅の2つ手前の荘原駅に行って宿に入る予定でしたが、経路を変更して、松江しんじ湖温泉駅から電鉄出雲市駅を一畑電鉄で移動しました。もう少し時間が早ければ、途中で降りてぶらぶらしたのですが残念です。
JRの出雲市駅に着いて明日のきっぷを買った後、荘原方面への列車の時間までホームにいると、サンライズエクスプレスが東京に向けて発車するシーンを見ることができました。


宿のある荘原駅に着く頃には日もとっぷりと暮れてしまいました。
明日は木次線に行きます。

(2日目へつづく)
2017年8月19日 | カテゴリー : 外出, 旅行 | 投稿者 : 管理人

MicroAce 名鉄キハ8000系 入線・TNカプラー化

マイクロエースからキハ8000系がリニューアル発売となりました。
旧製品では急行色がラインナップされてましたが、今回は特急色だけの発売です。

 
6両編成セットで付属品はシールのみです。
編成は、
←神宮前・新名古屋(1号車) 8202 8201 8002 8204 8051 8001 高山・富山→
です。ケースの収納方向に合わせると5号車の客用ドアは神宮前・新名古屋方になりますが、Wikipediaの8052の写真では逆のようにも見えます。どちらが本当なのでしょうか。(いい加減、マイクロエースは説明書の編成例に車両の方向が分かるように記載を加えて欲しいものです。)
シールの内容は、
側面サボ(各左右7組) 神宮前←北アルプス指定席→立山,神宮前←北アルプス自由席→立山,宇奈月温泉←→立山,神宮前←特急指定席→飛騨古川,神宮前←特急自由席→飛騨古川,新名古屋←特急指定席→高山,新名古屋←特急自由席→高山
ヘッドマーク(各7個) 準急たかやま,急行たかやま,特急北アルプス,北アルプス(イラスト),アルペン特急 立山,犬山 うかい号 鵜沼
になります。
あと、修理申込票と印刷された紙が入ってます。できれば使いたくはないですが・・・。

 
前面形状が改良されたとのことですが、どこが改良されたのかは旧製品を持っていないので分かりません。旧製品は似ていないとの噂もありましたが、この改良品に至っては心配がないようです。前面のジャンパーホースについては追加になったようです。比較用の国鉄車両を並べれば良かったのですが、ほっそりとした車体断面が特徴的です。


屋根はこんな感じです。
また、車両同士の長さが異なることが分かります。明らかに車長の異なる車両が編成を組むのもこの形式の面白いところです。


M車は唯一運転台のない8051に設定されています。
この車両セット全体の話ですが、シートの色はエンジというかピンクというか微妙な色です。ヘッドレストの部分には白色で色が入れてあり、このあたりはマイクロエース製品らしいです。窓ガラスは薄いブルーのプラスチックで成形されています。


側面の行先サボは白色に塗られています。虫眼鏡がないと読めませんが、客用ドア左下の名古屋鉄道の文字がこの車両の所有権を主張しています。

 
さてTNカプラー化を行いますが、交換前(アーノルドカプラー時)の連結面間隔は写真の通りです。運転台のない側同士は許容範囲なのですが、運転台側は???です。

 
なんで?と思ってカプラー部分を比べてみました。左が運転台側で、右が非運転台側です。運転台側のアーノルドカプラーの首が異様に長いことがわかります。どうしてこんな設定にしているのかは、全くもって不明です。

 
さっさとボディーマウントTNカプラーに交換してしまおうと思ったのですが、そのまま交換したのでは、TNカプラーと台車のカプラーポケット支持用の腕が干渉して台車の回転時に引っかかります。そこで、2枚目の写真のようにTNカプラーの台車が干渉する部分をカッターナイフで削ってしまいます。


削った後の写真です。


ちなみにTNカプラーを削る必要があるのはT車のみです。写真のように台車の構造が異なるM車は、カプラーポケットを外すだけで、TNカプラーを削る必要はありません。

 
交換後の連結面間隔は満足のできるものになりました。

 
ところで、影が薄いというか消えて無くなりそうなのですが、マイクロエースにはマイクロカプラーなるものが存在します。試してみましたが、さすがに純正品と言うことで無加工で取り付けが可能でした。しかし連結面間隔はアーノルドカプラーのときと変わらないという・・・。orz

 
最後になりますが、さすがにヘッドマークが真っ白なのは寂しかったので貼り付けてみました。文字だけのヘッドマークも捨てがたかったのですが、イラストの「北アルプス」にしています。側面の行先サボは、「神宮前-立山」です。指定席は1・2・6号車にしています。

 
このキハ8000系ですが、特急色化とキハ91系の引退のタイミングの関係で、厳密には顔を合わせたことがないかもしれないのですが、レイアウトではキハ91系と並べて走らせたいと思っています。(ヘッドマークがイラストだと明らかに時代が違うのですが。(^^;)
それでは。(^^)/~

KATO キハ85系 室内灯・灯火類整備

前回に続いてKATO キハ85系(旧製品)の室内灯の交換を行います。また、前照灯・尾灯のLED化を行います。


旧製品の室内灯については電球式のものが標準装備となっており、これのLED化改造を行っても良かったのですが、KATOから再生産品専用に発売されたLED室内灯ユニットが旧製品にも使えるということだったので、素直にこれを使うことにしました。

 
この室内灯ユニットは旧製品にも無加工で取り付けることができます。なお、動力車への取り付けには多少の分解作業が伴いますが、付随車への取り付け作業はとても簡単です。(ちなみに照明板(プリズム)と集電シューは元々取り付けられていたものを流用できます。)
写真は取り付け前と取り付け後の普通車の様子です。前回と同様に普通車には付属のカラーフィルターを取り付けています。

 
キロハ84については照明板(プリズム)に半分だけマッキーのライトブラウンを直接塗って試してみましたが、普通席側(右側)にまで黄色光が掛かってしまい失敗でした。また、色が濃くなり電球色とは言えない室内の色になってしまった点も頂けません。

 
そこで、前回のキロ85と同じようにプラ板をライトブラウンで着色し、グリーン席部分の照明板(プリズム)の下面に両面テープで貼り付けてみたところ、グリーン席と普通席の照明の色の違いとグリーン席部分の電球色の色味が良好に表現できました。(先に照明板(プリズム)に塗ったマッキーはアルコールで落としました。)


前回のキロ85,キハ84と、今回のキロハ84です。まぁ、良い感じではないでしょうか。

 
次に、前照灯と尾灯をLED化します。
写真はLED化前の点灯状態です。光源が電球ですのでトレインマークがオレンジ色になってしまっています。また、前照灯と尾灯間の遮光が不完全であることが分かります。

 
とにかくライト基板にアクセスしないとけませんので分解します。
ボディーを外して台車のビスを外します。次に室内灯の照明板(プリズム)を外し、2枚目の写真の(1)のビスを外します。最後に灰色の床板とクリーム色の座席板を止める(2)のツメを外すのですが、灰色の床板のツメの根元の両外側を指先(爪先)で押さえながらクリーム色の座席板を分離すると簡単に外れます。座席板を外すとライト基板が剥き出しになります。(写真はキハ85-0ですが、キハ85-100も同じです。以降、特に記載がなければ方法は同じです。)

 
ライト基板は半田ゴテで部品を外して、パターン上の半田も吸い取り線で綺麗に除去しておきます。

 
LEDと抵抗(とジャンパ線)をハンダ付けします。1穴に2本のリード線が入るところは少し穴を広げておきます。回路図は上の通りです。
なお、前照灯用、尾灯用とも白色LEDを使います。

 
ここまでは、キハ85-0の場合でしたが、消灯スイッチが組み込まれているキハ85-100番台のライト基板についても、ほぼ同じ加工になります。
(キハ85-100のライト基板は基本編成側のみに組み込まれています。)


ライト基板を床下に収めます。そのままではLEDのリード線が座席板に当たって収まりませんので、各LEDの中央側のリード線が下になるように捻っておきます。


このままではライトプリズムの左右非対称性とLEDの光の指向性のために各灯火の左右の光量に差が出てしまうので、LEDの光軸合わせを行います。各LEDを中央に向けるようにすればよいのですが、キハ85-0の尾灯については、尾灯用のLEDを下に向けるように意識しないと光量が落ちます。(写真の右側のLEDです。)

 
それでも左右の光量差の改善ができなかったので、ライトユニット内のプリズムの半分に、黒く塗った紙片を両面テープで貼り付けます。(黄色丸印内) 当然、灯火の明るい側の光を遮るように貼り付けます。(作業順序は後に書く前照灯と尾灯の遮光作業の後になります。)

 
LEDへの交換が済んだら遮光作業を行います。
ライトユニットから、前照灯,尾灯,トレインマークのプリズムを外して銀色に塗ってしまいます。前照灯のプリズムのLED側にはクリアオレンジを塗って電球色を表現します。(塗り厚さで色温度を調節できます。)
2021/05/12追記
プリズムに塗装するとプリズムが脆くなって破損しやすくなりますので、塗装しない方法を考えた方が良いかもしれません。また、光量も落ちますが、元々LEDが明るすぎたので今回は問題になっていません。


プリズムの塗装ができたら、ボディーに収めます。
この後、先に書いた光量差を改善するための紙片を貼ります。


試験点灯の様子です。
前照灯が電球色、尾灯が赤色、トレインマークが白色になりました。


写真では分かりづらいですが、キロハ84のグリーン席の照明が良いアクセントになっています。
これでキハ85は一通りの整備が終わりました。行先シール類は気が向いたら貼っていきます。
それでは。<(_)>

(2024/04/24追記)
キハ85の旧製品の前照灯と尾灯のLED化を再度行いました。(←クリック)

KATO キハ85系 増備・室内灯整備

1ヶ月ほど前に手を付けた話になりますが、KATO キハ85系の増備と室内灯整備を行いました。
正直なところ、今回のKATO キハ85系のリニューアル再生産についてはスルーを予定していたのですが、旧製品に設定のないキロ85の誘惑に負けて単品で増備を行ってしまいました。


増備車は10-1405増結セットのキロ85-5とお供のキハ84-303です。  


キロ85は旧製品と違ってライト類はLEDになっています。また、旧製品の課題であったヘッドライトとテールライト間の遮光についても、対策がなされたようです。一方、室内灯はキハ84とともにオプションとなり、旧製品からダウングレードとなっています。

 
保有する旧製品は室内灯付きですので、増備車にも室内灯の取り付けを行います。
室内灯は専用品(11-223)を使います。2セット(5両分×2)あるのは、旧製品の室内灯の取り替えも予定しているからです。

 
プリズム(照明板)は先頭車用と中間車用が、基板カバーは付随車用と動力車用があることに気をつけていれば、取り付けは難しくないようです。


取り付けてみました。キロ85には付属のオレンジ色のカラーフィルタも取り付けています。
キハ84は昼光色、キロ85はカラーフィルタを付けたにもかかわらず昼白色といった感じです。
しかし、両車両とも実車はもっと色温度が低かった記憶があるので色味を調整してみます。

 
キハ84にはオレンジ色のカラーフィルタを取り付けることにして、キロ85はカラーフィルタに加えて色を塗ったプラ板をプリズム(照明板)の下面に貼り付けます。
色はマッキーのライトブラウンで適当に塗っています。(写真1枚目) 貼り付けは両面テープを使用しました。(写真2枚目) 


かなり雰囲気が改善されました。旧製品の室内灯の取り替えもこの方法で行おうと思います。
しかし今回のリニューアル再生産については、「南紀」の再現のためにキハ84-200番台も製品化をお願いしたかったところですが、数年後には発売されそうな気もしますので気長に待つとします。
それでは。<(_)>

MicroAce 名鉄キハ8500系 室内灯取付

気が向いたので、マイクロエースのA7190 名鉄キハ8500系5両セットに室内灯を取り付けます。


併結相手のKATOのキハ85には室内灯が取り付けてありますので、こちらの車内が真っ暗だと釣り合いが取れません。


使ったのはTORM.のTL-001狭幅A・白色です。便所までしっかりと照らしたければBタイプでも良いのですが、その必要は感じませんでした。(Aタイプでも客扉側は照らせます。)基板のカットですが、先頭車は2コマカットで、中間車は1コマカットとなります。
取り付けてから初めて気付いたのですが、窓ガラスパーツがかなり青っぽいのでLEDが白色では陰気な感じになってしまいました。そこで、LEDチップにマッキーのライトブラウンで着色しました。写真の上が着色前で、下が着色後です。非点灯時には違いが分かりづらいのですが、点灯させるとそこそこ色味が変わります。


素直に室内灯ユニットを取り付けてみたのですが、室内灯ユニットが車両の前後で傾きます。よく見ると車両中央付近の室内灯ユニット用の支持棒が、集電部よりも少し低くなっています。さすがにマイクロース製品と言った感じで、簡単には作業が進められません。


そこで、室内灯ユニットの支持棒が当たりそうなところに1mmのプラ板片を両面テープで貼り付けました。これで室内灯ユニットが水平になります。プラ板片が長細いのは両面テープの接着面積を稼ぎたかったからです。

 
こんな感じになりました。2枚目の写真の左側は友情出演のキハ85です。
なお、乗務員扉の窓ガラスが単独パーツになっていて、車両の分解時に脱落しやすいので気をつけて下さい。
それでは。<(_)>

TOMIX 近鉄50000系 しまかぜ 室内灯取付

保有するTOMIX 92499 92500 近畿日本鉄道50000系(しまかぜ)に室内灯を取り付けました。

 
今回は純正品ではなく、TORM.ブランドの室内照明ユニットを使います。この製品は光源が分散式になっており、車内をムラ無く照らすことができます。(構造上、小部屋が連続する車内は苦手です。)
購入したのはTL-001 幅狭A白色×2,TL-021 幅狭B白色×2,TL-003 幅狭A暖色×2です。ただ、実際に乗車した印象から白色が気に入らなくてLEDに着色を施してしまったので、TL-001 幅狭A白色はTL-003 幅狭A暖色、TL-021 幅狭B白色はTL-023 幅狭B暖色でも良かったです。(幅狭タイプの幅は約9mm(基板は約8mm)です。)


この室内ユニットはスプリングの真下から長さの短い側にかけてもLEDが取り付けられており、純正品では苦手な部分も照らすことができます。
また、長すぎる部分をLEDごと折り取る仕様になっており、導光材と基板部分が簡単に分かれますので、折り取るときは別々に行います。
なお、写真はBタイプです。Aタイプはスプリングの位置が基板の端になります。

 
それでは、先頭車のク50101とク50601から始めます。TL-021 幅狭B白色を使います。運転席部分の2コマ分をカットします。

 
モ50201です。TL-001 幅狭A白色を使います。1コマ分をカットします。

 
モ50501です。TL-001 幅狭A白色を使います。これも1コマ分をカットします。

 
モ50301です。TL-003 幅狭A暖色を使います。同じく1コマ分をカットします。

 
最後にサ50401です。TL-003 幅狭A暖色を使います。クーラーが邪魔になるので3コマ分をカットします。他の中間車より多めにカットすることになりましたが、写真のように気になるほどは光量が落ちませんでした。

 
ちなみにプレミアムシートの1・2・5・6号車については、走行中は電球色、停車中は白色です。今回は実際に乗車したときの様子からその中間くらいの色合いを目指したのですが、結局、LEDに色を塗って電球色にしてしまいました。クリアイエローとクリアレッドを混ぜたものを、白色LEDにうっすらと塗って電球色にします。

 
試験点灯時の写真です。綺麗に光っています。
実際に乗車したことで、現在のところ密かにしまかぜブームがやってきています。
<(_)>

しまかぜ乗車2

しまかぜ旅行(スペイン村旅行?)の2日目です。


夕べ泊まったホテル志摩スペイン村です。ちなみにこの奥にひまわりの湯という温泉があります。ヌルヌル系のアルカリ性単純温泉です。パンフレットによるとpH8.6だそうです。
2DAYパスポートだったので、今日もパルケエスパーニャですこし遊びました。しかし、パルケスパーニャはなんだかんだと言いつつ、朝から晩まで遊べることがわかりました。旅行行程の組立てとしては宿泊込みで1日目は午後、2日目は午前で2DAYパスポートを使うのが丁度良いかもしれませんが、ショーをちゃんと観るなら実質1.5日くらいの滞在時間が欲しかったかな。
名残惜しいですが、路線バスで賢島駅方面に向かいます。


賢島駅の手前のバス停で降りて志摩マリンランドに行きました。ちょっとしたトラブルがあり、写真がないのでパンフレットでご勘弁を。所要1時間と言ったところでしょうか。パンフレットをよく見ると賢島駅下車徒歩2分と書いてありましたが、2分で歩こうとすると息切れします。まぁ、近いには違いないのですが。

 
次に賢島駅の反対側から賢島エスパーニャクルーズ エスペランサに乗りました。チケット売り場は乗船場所の80m手前にあって、最初は見落として行き過ぎてしまいました。こちらのチケット売り場の方がマリンランドよりも駅に近く、賢島駅下車徒歩2分かもしれません。天気も良かったので、なかなか綺麗な景色でした。終わりに真珠のモデル工場見学に寄って所要50分足らずの行程になります。真珠をお土産にと思いましたが、良さげなものはやはり高くて買えませんでした。

 
往路も当然しまかぜに乗ります。撮り忘れていたので昨日の第3編成の写真です。

 
今日もまた第3編成ですね。4号車に乗車します。


個室は取れなかったのでサロン室です。サロン室は3区画あり、各区画の定員は6人ですが4~5人分のきっぷでも1区画が取れます。

 
残念ながら予約が取れなかった和個室と洋個室の写真です。各部屋の定員は4人ですが、こちらは3人分のきっぷで1部屋が取れます。


京都駅17:38着になるので、赤福でおやつにします。

 
折角なので5分ほど並んでカフェ席でもおやつタイム。ww
五ヶ所こつぶみかんアイス 樹熟を食べました。とてもおいしかったです。400円もしましたが。


途中、乗り間違えた人がいたと言うことで伊勢中川駅に臨時停車するというハプニングがありました。


と言うことで、無事に京都駅に到着しました。写真は車内で記念に配っていた乗車記念証です。行きと帰りでデザインが違いました。


実際に乗車してみての感想は「快適!」でした。ますます模型に愛着が湧いてきました。
それでは。<(_)>
2017年7月24日 | カテゴリー : 外出, 旅行 | 投稿者 : 管理人