TOMIX 近鉄50000系 しまかぜ 入線,整備1

TOMIX 92499 92500 近畿日本鉄道50000系(しまかぜ)の入線です。
以前から欲しかったのですが、ネットをうろうろしていると朗堂さんで割引をしていたので注文してしまいました。


購入したのはTNカプラー仕様の7両パッケージの限定品ではなく、基本セットと増結セットに分かれているアーノルドカプラー仕様の通常販売品です。
車番は第1編成(限定品は第2編成)のものが印刷済みとなっており、TOMIXにしては珍しくインレタの付属はありません。というよりも、付属品自体がありません。


最初に先頭車を手に取りましたが・・・。

  
真正面から見るとそれほどではないですが、斜めから見ると前面窓のピラーのブルーが目立ってかなり格好悪いです。ちなみに実車のピラーは黒色です。

 
ということで、全車両を箱から取り出していないにも関わらずプチ整備を始めてしまいました。
車両を分解してピラーを黒色に塗装することにしますが、念のためにマスキングもしておきます。塗料はエナメル塗料のつや消し黒を使いました。


塗装してマスキングテープを外した写真です。

 
こちらは組み立て後の写真になりますが、表情がかなり実車っぽくなりました。ちょっと面倒ですが効果は絶大です。
作業中に不注意から塗料で車両を少し汚してしまいましたが、エナメル塗料を使ったので溶剤で落とすことができ、大事には至らずホッとしました。
なお、作業が終わって組み立てるときには、先頭車2両のボディーと床下を入れ違いにしないように気をつけて下さい。

 
改めまして車両を見てみます。大阪難波・近鉄名古屋方先頭車のク50101とモ50201です。大阪発着のときは6・5号車で、名古屋発着のときは1・2号車です。席の配置は伊勢湾側(画面奥側)が2列シート、紀伊山地側(画面手前側)が1列シートで、3・4号車を除いた全車両に共通です。

 
モ50301と2階建てのサ50401です。大阪発着のときは4・3号車で、名古屋発着のときは3・4号車です。モ50301には和洋個室とサロン席があり、サ50401はカフェ車両です。

 
ダブルパンタグラフが特徴的なモ50501と賢島方先頭車のク50601です。大阪発着のときは2・1号車で、名古屋発着のときは5・6号車です。

 
格好いいですね。フロントマスクの印象も良いですし、何といっても2階建て車両に萌えてしまいます。実を言うと2階建て蕩れなので、JR東日本の215系なんかは卒倒してしまいそうなくらい好きだったりします。ww


アーノルドカプラーなので連結面間隔はこんな感じです。間隔がそれなりに広いので、ボディーマウントのTNカプラーでなく台車マウントのKATOカプラーに交換しても、連結面間隔が縮まりそうです。
(2016/12/30 KATOカプラーに交換してみましたが、連結面間隔はほとんど変わりませんでしたので、すぐにアーノルドカプラーに戻してしまいました。)


この列車は窓が大きく外から車内がよく見えるので、エヌ小屋さんの室内再現シートを施工する予定です。
正直なところ資材は既に購入してあるのですが、面倒で手を付けられずにいたりするんですけど・・・。(^^;
いつになるのか分かりませんが、施工が終わったらまた記事を書こうと思います。

KATO キハ85系 幌アダプター取付

KATOからキハ85系の発売予定がアナウンスされましたが、既に当社では前回品(10-401,10-402)のキハ85系を導入しており、導入を見送ることにしています。
ところで発売予定のキハ85系は、前回品と比較してキロ85,キハ84-300番台やキハ85-100番台のバリアフリー対応車であるキハ85-1100番台が収録されるようです。なお、キハ85-1100番台には幌アダプターが再現されるとのこと。
当社のキハ85-100番台にもkitchN製の幌アダプターを取り付けていますが、塗装が手塗りで仕上がりが良くないため、重い腰を上げてこれを改修することにしました。


現在の状態です。前回品のキハ85-100番台の標準状態は幌アダプターがないつんつるてんのお顔ですが、kitchN製の幌アダプターを取り付けて何とか体裁を保っています。写真では分かりませんが、幌アダプターは下手な手塗りで塗装ムラがあります。
(カプラーも変更しています。ボディーマウントTNカプラーを加工して、木工用ボンドで取り付けています。)

 
幌アダプターですが現行品はリニューアルされているようなので、買い直して取り替えることにしました。リニューアル品は幌アダプターの上部に水切りが表現されています。

 
ホワイトメタル製でかなり柔らかいです。簡単に歪むので、ランナーからの切り離しは慎重に行います。
また、裏側には取付用の脚が出っ張っていますが、これを使う場合は車両側に穴開けが必要なので削り落とします。(今回は木工用ボンドで取り付けます。)
なお、塗装前には車両に当ててみてできるだけ歪みを修正しておきます。


エアブラシで塗装して木工用ボンドで取り付けます。色はグランプリホワイトにわずかに黒色を足しました。少し黄色味が足りないようですが、まあ良いことにします。
写真は新旧の幌アダプターを取り付けた車両を並べたもので、手前の車両の幌アダプターが今回取り替えたものです。


ここまで作業を進めて、ふと最近の実車の写真を確認したところ、幌アダプターに水切りがない・・・?
キハ8500との併結時代はあったのかとも思ったのでネットで検索してみましたが、水切りがない幌アダプターの写真ばかりで水切りのある写真は1枚も見つかりませんでした。


幌アダプターのパッケージ写真です。左が今回使ったリニューアル製品で右が旧製品です。リニューアル製品のパッケージには「上部傾斜の再現、水切り追加」と書いてありますが、それ以上の情報はありません。


迷ったのですが結局のところ、水切りのない旧製品に戻しました。当然、薄め液のプールで塗装を落としてエアブラシで再塗装をしています。


名古屋鉄道キハ8500との連結シーンです。
結局、気になっていた塗装ムラは修正できましたが、現行品の幌アダプターは無駄になってしまいました。
幌アダプターの水切りについては気が向いたら調べてみます。
(KATO製の幌アダプターの取り付けはこちら→「KATO キハ85系 幌アダプター他取付」)

KATO 80系300番台 飯田線 入線2,整備

先日入線したKATO 10-1385 80系300番台 飯田線 6両セットの整備を行いました。

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整備と言っても、先頭車のクハ85にジャンパ栓パーツを取り付けただけですが・・・。
左の車両にはBタイプを、右の車両にはAタイプを取り付けています。
余り目立ちませんが、Bタイプのジャンパーにはつや消し黒で色差しをしてます。

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これだけでは記事がすぐに終わってしまうので、以前に発売された同じくKATOの10-379,10-380 80系準急「東海・比叡」セットと比べてみました。
各写真の左・中が「飯田線」セット、右が「東海・比叡」セットのクハ85です。
ぱっと見に運行番号表示器の大きさと色が違います。
また、「飯田線」セットの方が全体的にボディーのモールドがシャープな感じがします。
運転席はどちらもシースルーなのですが、「東海・比叡」セットのクハ85は床下ではなく運転席の真後ろにライトユニットが配置されてしまっており、このあたりは後発の「飯田線」セットに一日の長があります。
あと「飯田線」セットでは別パーツとなった屋根上のベンチレーターが存在感を醸し出しています。

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ひっくり返してみた写真です。上が「東海・比叡」セットで、下が「飯田線」セットのクハ85です。
「東海・比叡」セットは台車マウントKATOカプラーで、「飯田線」セットは運転台側も含めて伸縮式ボディーマウントカプラーです。
「東海・比叡」セットの台車はねじ止め式で、運転台側には台車マウントのスノウプロウが取り付けられています。対して「飯田線」はスナップオン台車で、スノウプロウはありません。
両セットとも、ライトスイッチの有無を除いて床下機器のモールドはほとんど一緒です。

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ついでに他の車両の床下も比べてみましたがほとんど一緒で、「飯田線」セットは既存の金型を再利用した感じがします。
写真のモハ80は床下抵抗器カバーの有無が違いますが、この抵抗器カバーは「東海・比叡」セットの特徴なので違うのは当然です。(写真の上が「東海・比叡」セットで、下が「飯田線」セットのモハ80です。)

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貫通路部分の違いです。各写真の左・中が「飯田線」セット、右が「東海・比叡」セットのモハ80です。
左のモハ80には塞ぎ板がモールドされており、小窓にもプラ窓が入っています。塞ぎ板のない貫通路は、どちらのセットもただの開口になっています。
あと、「飯田線」セットと「東海・比叡」セットでは妻面の窓ガラスのプラ窓の有無とサッシ表現が違います。まあ、妻面にいくら凝っても効果は限定的ですが・・・。
 
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屋根に戻りますが、やっぱり別パーツの方が好印象です。

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最後に連結間隔です。ぱっと見には変わりませんね。実際はKATOカプラーに遊びがある分「東海・比叡」セットの方は張力を掛けるとわずかに広がるのですが、それでもたいして変わりはありません。これにはちょっと驚きましたが、「飯田線」セットの伸縮式ボディーマウントカプラーの方にはもう少し頑張って欲しかったなと思います。
それでは今回はこの辺で終わりにしたいと思います。<(_)>

TOMIX キハ58系 急行砂丘 入線,整備

TOMIX 98218 キハ58系急行ディーゼルカー(砂丘・国鉄色)セットが入線しました。購入から少し時間が経ちましたが、転写シートを貼ったりするのに下調べをしていたら、こんな時期になりました。

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4両編成ですので、ブックケースは余り気味です。

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説明書の編成表です。左が岡山方(1号車)で、右が鳥取方(4号車)となります。鳥取方のキハ58は後期型で、便所窓が横長のタイプの設定です。

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付属品リストと付属品の図です。

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付属品の写真を撮ってみました。
ヘッドマークは3種類が各2個です。左下から時計回りに使用時期が新しくなります。
転写シートは透明ベース付の座布団インレタで、キハ58 638,639,640,652,キハ58 1041,1042,1044,1049,キハ65 3,42,68,80,キロハ28 103,104,101,102が各3個と、予備車体番号(透明ベース無し)として、キハ58 63,キハ58 64,キハ58 65,キハ58 104,キハ65,キロハ28 10が各3個、1から0までの数字が各9個です。
それでは説明書に従って付属品を取り付けていきます。

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わかりにくいですが、台車排障器とスノープロウ(単線用)です。それぞれ台車と床下のダボ穴に取り付けますが、台車排障器については嵌め合いが固かったので、先端にテープを巻いたラジオペンチでかしめました。

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次に前面方向幕を取り付けます。ランナーから切り離してバリを取り、ボディーの前面方向幕の穴に差し込むだけですが、このときボディーの幕周りのモールドや幕自体を傷を付けないように不用意に爪で押し込まない方が良いです。なお、固くて入らないときは、写真のようにライトユニットを取り出してこれに取り付けてボディーに戻します。

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さて、キハ58 400形 後期型は、「お好み」で客扉上に角形ベンチレーターを取り付けるようにと説明書に書かれています。ネットで写真を見ていると塗装変更まではベンチレーターが残っていたようなので取り付けることとします。
ですが、いざ取り付けようとするとダボも何もないので取り付けにくいです。今回は木工用ボンドで上手に取り付けられなかったので両面テープで取り付けています。

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いきなり幌枠とヘッドマークと列車無線アンテナを取り付けた写真です。
編成端の幌枠は鳥取方には取り付けられていなかったようですので、片側のキハ58については省略しました。
ヘッドマークは塗装変更直前をイメージして選んでいます。両面テープでの取り付けです。
列車無線アンテナはアンテナパーツのダボをカットしてボンドか両面テープで取り付ける方法と、屋根に0.5mmの穴を開けて差し込む方法が説明書で指定されています。今回は屋根に穴を開けて取り付けましたが、0.5mmでは緩くてパーツが留まらなかったので軽く木工用ボンドで固定しています。列車無線アンテナの正確な位置は調べても分からなかったので、治具の通りに取り付け穴を開けました。ただ、キハ65-42は運転士席側に、キハ65-68は助士席側に偏っていることが確認できたので、後の転写シート貼りではこれを避けています。なお、治具を使うときに幌枠が干渉するので、説明書の順番と異なりますが、幌枠は最後に取り付けた方が良いです。

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最後に転写シート貼りです。車番は岡山方からキハ58-39,キロハ28-103,キハ65-3,キハ58-1042にしました。車体側面のJRマークはあらかじめ印刷されています。
凝っている人なら各種サボとか渡り板の車番とかもどうにかするのでしょうが、今回は省略します。

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砂丘といえば(時代によりますが)キロハ28-100番台が特徴的ですので、写真を載せておきます。
あと、模型では中間封じ込めになってしまったキハ65ですが、タブレット防護用に客扉窓の一部を塞いだ姿が窓を赤く塗ることで表現されています。

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急行砂丘についてはオール国鉄色編成のキロハ28にしか乗車したことがなく、いわゆる砂丘色の列車には違和感があったので、国鉄色での模型化はうれしくて即予約をしてしまいました。(といいつつ砂丘色も保有しています。ww)
この模型で心残りなのはタブレットキャッチャーや防護柵がないことですが、手を入れると失敗しそうなのでやめておきます。ということで、今回の整備はこれで終わりです。

TOMIX ヨ5000形 入線,整備

TOMIXのヨ5000形が入線しました。
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品番は8705です。

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左が比較用のKATO製ヨ5000(品番:8046-1)で、右が今回の製品です。
なんとなくTOMIX製の床下に違和感が・・・。

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こんなところ(ケースの横側)に説明書きがありました。
どうやら床下機器パーツを取り付けるみたいです。

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写真のコントラストがおかしいですが、床下機器を取り付けた姿がこちらになります。(左がKATO,右がTOMIX)

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けど床下機器は片側にしか取り付けないので、TOMIX製の反対側はやっぱり集電パーツが見えてしまいます。(左がKATO,右がTOMIX)

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床下の構造です。KATO製もテールライトが点灯するのですが、集電パーツは見えません。上手に作ってあります。(左がKATO,右がTOMIX)
気が向いたらTOMIX製の集電パーツに色入れをすることにします。

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斜め上からの写真です。KATO製は屋根のリブも再現されていますが、TOMIX製はツルツルです。モデル化した車両の違いなのか、省略されたのか・・・。(左がKATO,右がTOMIX)
ちなみに各写真でKATO製とTOMIX製を連結しているのは、KATO製がテーブルの傾きで勝手に走って行ってしまうので、転がりの悪いTOMIX製を連結してブレーキをかけているからです。www
どうも今回のTOMIX製ヨ5000形の導入は失敗ぽいです。まぁ、たまにはこんなこともあるでしょう。。。orz

KATO 583系 入線,整備

前回入線したKATOの581系よりもさらに発売から時間が経ってしまいましたが、同じくKATOの583系が入線しました。
導入した構成は、
 10-1237 583系 6両基本セット
 10-1238 583系 モハネ2両増結セット 2箱
 10-1239 583系 3両増結セット
になります。

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発売からしばらく経っていますので、さすがに中古店や定価店をさまよって入手することになりました。
このKATOの583系は人気があるようで、中古品でも値段が下がっていませんでした。

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付属品は581系セットと同じく、行先表示シールとトレインマーク変換用ドライバーのみとなります。
(シールは基本セットと3両増結セットに1枚ずつ付属しています。)
車番は、基本セットがクハネ583-21,モハネ582-96,モハネ583-96,モハネ582-83(M),モハネ583-83,クハネ581-17、2両増結セットがモハネ582-98,モハネ583-98、3両増結セットがサロ581-8,サシ581-24,サハネ581-46です。

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始めに当社標準の2M化を行います。M車化する2両増結セットのモハネユニットは元々後期車(モハネ582-91,モハネ583-88以降)ですが、モハネ582の動力ユニットASSYは前期車の床下形状なので相方のモハネ583の床板も前期車(モハネ580のASSY)にします。また、元々の動力車であるモハネ582-83(前期車)の相方のモハネ583-83が後期車の床板になっていますので、あわせて前期車の床板に交換しておきます。

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1枚目がM車化するモハネユニットのモハネ582/583-98で後期車です。2枚目が元々のM車のモハネユニットのモハネ582/583-83で車番から言うと前期車ですが、なぜかモハネ583が後期車の床板になっています。

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M車化および床板交換後のモハネユニットです。モハネ582/583とも床板が前期車になりました。

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M車化に伴い車番を変更します。具体的にはモハネ582/583-98を87番以前に変更します。
581系時と同じく車番の変更にはくろま屋さんのマスクインレタを使い、その上にくろま屋さんのマット銀の車番インレタを貼りました。581系と同じく、残したモハネ等の文字に比べてインレタの車番が白っぽくなりすぎました。いい方法が見つかり次第、やり直したいと思います。

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次にトレインマークを変更します。元々は「はつかり,はくつる,雷鳥,明星」がセットされていますが、東北特急での運用を予定していますので、別売りの「はつかり,はくつる,ゆうづる,みちのく」に交換します。

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交換後のトレインマークです。左の「はくつる」は元のトレインマークに収録されていましたが、右の「ゆうづる」が交換によって追加されました。

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続いてスノープロウの取り付けですが、ASSYパーツの台車からスノープロウだけを取り外して、クハネ581と同様に取り付けようとしたのですが・・・。

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クハネ583の台車ですが、スノープロウが取り付けられるようにはなっていませんでした。幸い台車の形状は(模型として)クハ165と同じようなので、台車ごと交換して事なきを得ました。

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左がスノープロウの取り付け後で、右が取り付け前です。やはりスノープロウが少し薄い気がしますね。

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最後にシールを貼ります。
付属のシールの収録内容は
(側面行先表示)
 はつかり 上野行,青森行 各18
 はくつる 上野行,青森行 各18
 雷鳥 大阪-富山,富山-大阪 各10
 明星 新大阪行,西鹿児島行 各18
(号車サボ)
 1~13 各6
です。今回は「はくつる 青森行」を選択しましたが、行先表示は1シートで最大9両分しかありませんので、13両フル編成の場合は基本セットと3両増結セットの両方のシールを使わないと足りません。

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シール貼り付け前の状態になりますが、あらかじめ種別サボが印刷されています。

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貼り付け後の写真です。説明書にはシール枠の内側をカットするように指示がありますが、さらに内側に切り込まないと方向幕のHゴムやサボ受けモールドへの収まりが悪いです。

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これで583系の整備が完了です。写真では見にくいですがクハネ583には常磐無線アンテナが表現されています。一方、サロ581のラジオアンテナは表現されていません。ラジオアンテナはTOMIXのサロ581でユーザー取り付けパーツになっていますが、その有無の真偽のほどは不明です。
今回の整備でTOMIXも含めた581/583系の整備がやっと終了ました。動き出して全部で2ヶ月くらいの長丁場で、疲れ目に苦労しました。まぁ、最もしんどかったのはTOMIX車へのN小屋さんの室内シート貼りなので、今回のKATO製の581/583系の整備はかなり楽に感じました。(^^)

KATO 581系 入線,整備

発売からしばらく経ってしまいましたが、KATOの581系が入線しました。
導入した構成は、
 10-1354 581系 7両基本セット
 10-1355 581系 モハネ2両増結セット
 10-1238 583系 モハネ2両増結セット
 10-1239 583系 3両増結セット
になります。

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「10-1355 581系 モハネ2両増結セット」と「10-1238 583系 モハネ2両増結セット」はどちらか一方だけで良いのですが、差し替えて遊びたかったので両方を導入しました。

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付属品は実質的に行先表示シールのみで、買ってすぐに遊べるようになっています。
(シールは基本セットに581系用が1枚,3両増結セットに583系用が1枚付属しています。)
ちなみに増結セットの車番は、
 10-1355 581系 モハネ2両増結セット モハネ580-4,モハネ581-4
 10-1238 583系 モハネ2両増結セット モハネ582-98,モハネ583-98
 10-1239 583系 3両増結セット サロ581-8,サシ581-24,サハネ581-46
です。

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最初に当社標準の2M化を行います。モハネ580-11をM車に、モハネ581-11はそのままです。また、向日町運転所のモハネ582,583は前期車(モハネ582-87以前)が多かったと思うので、あわせて写真の通りに床板を入れ替えて583系2両増結セットも前期車にしてしまいます。(製品のままでは後期車です。)

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583系の増結セットの車番は青森運転所のものと思われ、床板を前期車にした増結セットも含めて編成の半分くらいは修正を掛けなければいけません。
車番の変更にはくろま屋さんのマスクインレタを使い、その上に車番インレタを貼ります。マスクインレタの使用感は良好でした。一方、車番インレタは同じくくろま屋さんのマット銀のインレタを使いましたが、残したモハネ等の文字に比べて車番の数字が白っぽくなりすぎてイマイチでした。メタリック銀にすると少しはマシになりますが、やはり色味が合いません。これは今後の検討課題にしたいと思います。

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次にトレインマークを変更します。元々は「雷鳥,有明,金星,彗星」がセットされていますが、これを変更します。
昔と違って変換マークはベースに直接印刷されてますが、Mr.カラーの薄め液で比較的簡単に落とせます。このとき、ギヤ部が脆弱なので力を掛けて破損させないように気をつけて下さい。

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トレインマークはホワイトラベルに印刷して貼り付けます。

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こんな感じで貼り付けます。ポイントはベースの端でラベルシールを折り返すことで、裏に折り返したラベルシールが影になって見えることはありませんでした。
(485系での製作例はこちら。(←クリックして下さい。))

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マークはちょっとマニアックに「雷鳥,彗星,銀河,日本海」にしました。50Hz区間も走行する「日本海」での運用時は、別に導入した583系の編成からモハネユニットを拝借してくることにします。(サロネ581のない、なんちゃって編成ですが。(^^;)

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続いてスノープロウの取り付けです。メーカーの誘いに乗ってクハ165のASSYパーツを買ってしまいました。
ASSYパーツの台車からスノープロウだけを取り外して、クハネ581の台車に取り付けるだけです。(模型的にはクハ165とクハネ581の台車は同じものを使っているように見えるのですが・・・。)

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左がスノープロウの取り付け後で、右が取り付け前です。スノープロウが少し薄い気がしますが、足回りが締まった感じになります。

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いよいよシールを貼って魂を込めます。
基本セットに付属のシールの収録内容は
(側面行先表示)
 雷鳥 大阪-富山,富山-大阪 各14
 有明 門司港-西鹿児島,西鹿児島-門司港 各14
 金星 博多-名古屋,名古屋-博多 各14
 彗星 宮崎行,新大阪行 各28
(種別サボ)
 特急 56
(号車サボ)
 1~12 各6
です。今回は「彗星 宮崎行」を選択しました。

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シール貼り付け前の状態ですが、基本セット,581系増結セットが手前、583系増結セットが奥になります。583系増結セットだけにはあらかじめ種別サボが印刷されています。
こうして見ると581,583系は方向幕が大きいので、やはりシールを貼りたくなります。

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貼り付け後の写真です。説明書にはシール枠の内側をカットするように指示がありますが、さらに内側に切り込まないと貼り付け時の収まりが悪いです。

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これで整備が完了しました。KATO製がTOMIX製に比べて良いと思うことは取り外しの出来る寝台パーツがあらかじめセットされていることで、増備車がTOMIX製ではなくKATO製になったのはN小屋さんの寝台・カーテンパーツを取り付けるのが懲り懲りだったからです。www

TOMIX 583系 整備

N小屋さんのシート類の貼り付け(←クリックして下さい。)に引き続き整備を続けます。
今回はインレタと方向幕等の貼り付け、パーツの取り付けです。

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所有しているTOMIXの583系(国鉄色)はすべてオークションで入手しており、特にクハネ583の屋根には列車無線アンテナ用の穴が開いているのでこれを埋めます。
コテライザーが不調(←クリックして下さい。)だったので、ガスコンロであぶったプラ棒を瞬間接着剤と一緒にアンテナ穴へ突っ込みます。

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平滑処理をして、調色した灰色を塗ったらできあがりです。

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いきなりですが、インレタと方向幕等を貼り付けました。
クハネ581の編成は「なは」、クハネ583の編成は「ゆうづる」に仕立ててあります。
方向幕と種別サボはペンギンモデルさんのステッカーです。拡大すると各辺に隙間が有りますが、普通に見る分には分かりません。
号車札は自作です。市販の白無地ラベルに印刷しました。
インレタは製品に付属しているもので、TOMIX特有の座布団インレタです。車番は79年と80年の国鉄電車編成表から決めて、インレタシートから数字を拾い集めて貼り付けています。最初は必要な文字や数字をシートからカットして貼り付けていましたが、なかなかうまくいかないので、座布団でつながっている不要な部分をあらかじめ平刃で削り取って必要な部分を貼り付ける方法に変更すると、意外にすんなりできました。もちろん、JNRマークと「★★」マークも貼り付けています。
インレタ収録内容は、
 クハネ581-10,24,33,37 各3
 クハネ583-8,17,24,28,30 各3
 モハネ582-91,92,94,95,96,97,99,100,101,102,103,105,106 各3
 モハネ583-91,92,94,95,96,97,99,100,101,102,103,105,106 各3
 サハネ581-31,40,46,52,56 各3
 サロ581-21,29,32 各3
 サシ581-2,6,17 各3
 バラ数字 1-0 各6
 JNRマーク 6
 グリーンカーマーク 4
 旧1等級表示「1」 4
 寝台種別マーク「★★」 36
でした。
バラ数字は1から0まで3文字ずつ一括して2本の座布団の上に配置されており、迂闊に転写するとびろーんと長い座布団にいっぱい数字がくっついてきますので注意してください。(最近の付属インレタは改良されているようです。)

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方向幕と種別サボのステッカーと自作の号車札に使った白無地ラベルです。ステッカーはペンギンモデルさんからWeb直販で買いました。

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次はパーツの取り付けですが、1枚目がクハネ581+サロ581、2枚目がクハネ583+サロ581です。
それぞれクハネにはホイッスル、サロにはラジオアンテナを取り付けますが、クハネ583には常磐無線アンテナも取り付けます。
ラジオアンテナを装備したモハネ583もあったようですが、資料が見つからなかったので取り付けていません。
こうして見ると先ほど塗装したクハネ583の屋根の色が少し違いますね。テストピースで色味を見ながら調色したのですが難しいものです。
艶の具合はバッチリだったので、肉眼で見ている分には気になるほどの違いはないのですが・・・。

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トイレタンクと流し管を取り付けます。すんなり行くかなと思ったのですが思わぬ障害がありました。
編成中でサシ581だけに流し管パーツを取り付けるのですが、説明書の絵と実際に付属している流し管パーツが違います。これでは流し管パーツの取り付けが出来ないので明らかにエラーです。といっても製品自体がオークションでの入手品なのでメーカーに文句を言えるはずもなく、手持ちの485系セットから余剰になっている正規品を拝借して取り付けました。所有している583系は相当昔の製品のなので、現在の製品は修正されていると思います。

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スノープロウですがクハネ583にだけ取り付けました。スリットタイフォンのクハネ581には取り付けられていなかっただろうと予想したからです。
連結器カバーもクハネ583にだけ取り付けています。この連結器カバーは非常に外れやすいので接着剤での固定が必須です。今回は木工用ボンドを使用しました。

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最後にトレインマークです。クハネ581は標準装備の「彗星」も好きなのですが、別売りの「なは」に取り替えましました。これが走っている頃は「なは」が地名だなんて知らなかったので、「なは」って何それおいしいの?状態で走り去る姿を眺めていただけなのですが、デザイン的には好きなトレインマークで深く印象に残っているからです。
車番は1979年の国鉄電車編成表から、西鹿児島←Tnc28,M'n86,Mn86,Tn44,Ts18,Td18,M'n17,Mn17,Ts45,M'n90,Mn90,Tnc39にしています。(⇒'79年には耐寒耐雪改造によりクハネ581がシャッター付きタイフォンになっていたようなので変更しました。(←クリックして下さい。))
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クハネ583には、こちらも別売りの「ゆうづる」を取り付けました。「ゆうづる」はJR化されてからも583系が使用されており、実際に乗車したこともあります。本当のところ東北縦貫方面には「はくつる」「八甲田」を使うことが多かったのですが、赤いヘッドマークが美しく印象的で強く記憶に残っているのでチョイスしました。
車番は1980年の国鉄電車編成表から、上野←Tnc20,M'n91,Mn91,M'n94,Mn94,Ts23,Td6,M'n83,Mn83,M'n28,Mn28,Tn36,Tnc9にしています。

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とりあえず、長年の懸案(塩漬け)だったTOMIX 583系の整備が終わりました。手間は非常に掛かりましたが、記憶に残る列車を蘇らせることが出来て満足です。

TOMIX 583系 室内表現シート他貼付

TOMIX 583系(クハネ581)と583系(クハネ583)にN小屋さんの室内表現シートと寝台・カーテンパーツを貼り付けてみました。
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寝台での運用を考えていますので、使ったのは室内表現シートのNO.10133と、寝台・カーテンパーツのNO.10257,NO.10258を各々2組です。
室内表現シートについては説明書きに12両分とありますが、およそ11両分しか収録されていませんので注意が必要です。13両編成ですとサロ・サシを抜いて11両ですので、予備がほとんどないということになります。

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まず、切り出しと貼り付けに使った道具の紹介です。一般的なデザインナイフと細い平刃(写真は2mmの平刃)、それと先の細いバニッシャーです。撮り忘れましたが金尺も使いました。

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それでは作業を開始します。
室内表現シートから施工します。切り出す前に裏に両面テープを貼っていきます。

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次にパーツの切り出しです。基本的にはデザインナイフで切り出しますが、座席のモールドに当たる部分は細い平刃で押し切って除去します。大まかには黒く塗りつぶしてくれていますが、座席の区画によっては車両側に余計な出っ張りのモールドがあったりしますので、現物合わせで切り込んでいきます。特に動力車は背もたれパーツに大幅な切り込みが必要です。

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座席パーツを貼った写真です。背もたれ→ベッドの順に貼りました。寝台・カーテンパーツを貼る関係で、背もたれパーツは背もたれのモールドよりも出っ張らないように注意します。多少寸法が合わないところは再度切り込んだり、バニッシャーで無理矢理押し込んだりしています。バニッシャーのかわりに爪楊枝等を使う場合は、気をつけて作業しないと印刷面を痛めてしまいます。

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次は寝台・カーテンパーツの施工です。中段寝台の立ち上げ部分にデザインナイフの背で2~3回なぞって折り曲げます。傷を付けた面で谷折りとします。

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次に下段寝台のカーテン部分を折り曲げます。こちらもデザインナイフの背で傷を付けた面で谷折りとなるようにしています。なお、台車固定用のビス穴の出っ張り部分にカーテンの一部が干渉しますので、あらかじめ現物あわせで切り込みを入れておきます。

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寝台・カーテンパーツを取り付けるとこんな感じになります。パーツは座席の背もたれ上や肘掛け横に両面テープを貼って固定します。きちんと固定しないと窓から寝台が波打って見えて格好が悪いので注意が必要です。 写真はクハネ581ですが、クハネ581の座席のプラ部品はクハネ583と共用なので、乗務員室であるべき場所が座席になっています。そこで、別の紙を壁状に切り出して、これに乗務員室扉パーツ(室内側と通路側)を貼り付け、座席と通路の間仕切りに見立てて固定しています。

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クハネ583の写真です。乗務員室前の寝台・カーテンパーツは室内灯固定用のモールドの立ち上がりが邪魔になるので、他の部分と分離して両面テープと木工用ボンドを駆使して固定しています。


乗務員室部分ですが、このN小屋さんの乗務員室部分のパーツは結構いい加減なところがあり、本気でやるならスキャナで取り込んでレタッチソフトで作り直すくらいの気概が必要です。参考に形式図を見ながら書いてみた乗務員室付近の絵を載せておきます。(絵の中のリネン室や物入れの区別はあやふやです。)私はパーツを適当に切り込んで、ボディーの非常扉と室内側の乗務員室扉の位置を合わせるだけにして外から見たときの雰囲気を重視しましたので、通路側のリネン室や物入れのシャッター等の大きさ等は無視しています。ちなみにN小屋さんからは似たような商品として急行きたぐに用のシートが発売されていますが、それはそれでリネン室(実際は手荷物置場)がカーテンなのにシャッターで表現されていたりもして、これまた修正が大変です。

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クハネ581だけですが、1枚目が施工前で、2枚目が施工後です。それらしくなっていると思います。ただ1両あたり1時間半くらいかかるので、2編成も貼るとお腹いっぱいでもうやりたくないです。ww
正直なところ寝台・カーテンパーツだけでも十分な見栄えになるので、所要時間のほとんどを費やすことになる室内表現シートは省略しても良いかもしれません。
KATO製の583系列の新製品についてはカーテンの表現こそありませんが、取り外し可能な寝台パーツが標準で付属しており偉大だと思います。www
次回はインレタやパーツの取り付け(←クリックして下さい。)を行います。

KATO 485系 台車交換(スノープロウ取付)

今回は10-1128 485系300番台と10-241 485系初期型<雷鳥>にスノープロウを取り付けてみます。

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取り付けと言っても大層なことをするわけではなく、このスノープロウ付台車(74070-1D クハ165 台車(Sプロウ付))に交換するだけです。

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まずは485系300番台からです。左が485系300番台の台車で右が交換予定のスノープロウ付台車です。スノープロウ付台車の方はASSYパーツ名にクハ165台車と銘打たれていますが、台車としての表現は485系300番台と全く同じようでので、台車ごと交換してしまいます。

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スナップオン台車なので簡単にポン付けできます。各写真の左が交換前、右が交換後です。スノープロウの厚みが薄いので真横からみると効果がイマイチですが、斜め上から見ると良い感じです。

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次に485系初期型です。485系300番台と同じく、台車の表現は同じようです。

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そのまま台車ごと交換しようと思ったのですが、クハ481を裏返すと台車がビス留めでした。

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無理矢理ですが、スノープロウ付のスナップオン台車を嵌めてみました。見た目に良い感じで嵌まるのですが、このままでは首振りが固くて走行中に脱線しそうです。

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そこで、首振りが固くなる原因と思われる、中心ピンに噛みついてしまうツメを切除します。左が切除前で、右が切除後です。

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加工後の台車を普通にねじ留めしてできあがりです。各写真の左が交換前、右が交換後です。車高も変わらず台車の首振りも滑らかで、無事に交換作業が終了しました。
これで今回のプチ整備工事は終わりです。<(_)>